2011年05月19日

大和国 大和神社


大和神社  一の鳥居



大和神社 (おおやまとじんじゃ)

〔鎮座地〕  奈良県天理市新泉町306

〔社格〕  旧官幣大社  式内社・大和坐大國魂神社三座 (並名神大 月次相嘗新嘗)

〔御祭神〕  日本大国魂大神 (やまとおおくにたまのおおかみ)   〔中央〕
        八千戈大神 (やちほこのおおかみ)   〔向右〕
        御年大神 (みとしのおおかみ)   〔向左〕

〔御正殿〕  宮中三殿式の特異な御社殿

〔例祭〕  四月一日 (通称 ちゃんちゃん祭)

〔御由緒〕 当神社の主神は、日本の全国土の大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)に坐します。
  上古伊勢神宮に坐す天照大神と共に宮中にて親祭され給ひしが、第十代崇神天皇は御神威を畏み給ひ同六年(二千数十年前)当神社の主神を市磯邑(いちしのむら 大和郷)に遷御遊ばされ、皇女渟名城入姫(ぬなきいりひめ)を斎主として祀らしめ給う。
  延喜式に大社大和坐大国魂神社三座とある。 斬様に尊い御由緒は類まれなところで御神威は伊勢神宮に次ぎ、御神封もまた大和を始め尾張、武蔵、常陸、安芸の六カ国に於いて三百二十七戸に及び境内も六十四ヘクタールの広大なり。と古記録に見ゆる。
  また、戦中は世界最大最強を誇る「戦艦大和」の守護神とされた。 同艦も、昭和二十年四月七日、鹿児島県坊の岬沖にて撃沈され、その英霊である第二艦隊司令長官伊藤整一命外二七三六柱と護衛艦の方々が境内の祖霊社に合祀されている。
-大和神社パンフレットから-


          二の鳥居と参道                       拝殿前境内












〔左〕 拝殿

〔右〕 本殿の屋根




境内摂社


摂社 増御子神社 (ますみこ) 
〔祭神〕 猿田彦神・天鈿女神・市磯長尾市命
(知恵の神)
受験合格・就職・産業開発を祈る崇敬者が多い。
例祭 四月一日



摂社 高靇神社 (たかおおかみ)
〔祭神〕 高靇大神
天候・産業を司り水利を受け給ります。
祈雨・祈晴・暴風除けを祈る賽者が多い。
当社は古く、大倭神社注進状にも記載され
丹生川上神社上社の本社でもある。
例祭 六月一日



摂社 朝日神社 (あさひ) 
〔祭神〕 朝日豊明姫神 (天照坐皇大神)
殖産を興し交易を奨めさせ給う。
桜井・奈良街道を行く方は必ず詣でしと言う。
例祭 十一月三十日




境内末社

〔左〕 末社 厳島神社 (いつくしま)
〔祭神〕 厳島大神
美容をすすめ 絃楽の技を司どり給う。
水産の業を奨め給う 神威いやちこなり。
〔右〕 末社 事代主神社 (ことしろぬし)
〔祭神〕  事代主大神
織物業を繁栄させ一言の願い事を叶える神威を授けさせ給う。  世にエビス様と称す。



戦艦大和には、大和神社の御分霊が祀られていた

末社 祖霊社


末社 祖霊社
〔御祭神〕 大国主命
       戦艦大和戦没英霊
       氏子信徒祖霊

〔例祭〕  四月七日 戦艦大和第二艦隊戦没者慰霊祭    八月七日 戦艦大和みたま祭

 戦艦大和には、当神社の御分霊が祀られた。
 我が国の国力を傾注して建造された戦艦大和は、大東亜戦中輝かしい戦果を上げ帰還のたび毎に艦長以下幕僚等奉謝の特別参拝をされた。
 併し同艦は終戦の昭和二十年四月沖縄本島救援の為特攻艦隊を編成し、出撃されたが空中を守る飛行機は皆無にて九州西南洋上に於いて米国機の集中攻撃を受け、激戦二時間余終に戦没されたが、その際艦と運命を共にせられた故海軍大将伊藤整一命以下二七三六柱の英霊は其後末社祖霊社に合祀せられ、更に昭和四十七年九月廿四日戦闘巡洋艦矢矧外駆逐艦八隻の戦没将士英霊をも合祀して、三七二一柱は国家鎮護の神として祀られている。
-大和神社パンフレットから-





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