2011年07月07日

第80番 讃岐国分寺


四国八十八カ所 第80番札所 讃岐国分寺




白牛山 千手院 讃岐国分寺 (さぬきこくぶんじ)

〔所在地〕 香川県高松市国分寺町国分2065

〔宗派〕 真言宗御室派

〔開基〕 行基菩薩

〔本尊〕 千手観世音菩薩

〔真言〕 おん ばざら たらま きりく

〔略縁起〕 天平13年(741)、聖武天皇の勅願によって全国に建立された国分寺の一つ。 行基が開基し、のちに大師が来錫して四国霊場と定めた。 兵火で、堂塔のほとんどを焼失したが、幸いにも本堂と鐘楼だけは難をのがれた。 この鐘楼の鐘には大蛇の伝承がある。 その昔里人を悩ませていた大蛇を、弓の名人、戸次八郎が退治に出かけた。 鐘をかぶった蛇を八郎はみごと退治し、その鐘をこの寺におさめたという。
-『四国八十八カ所』から-



         本堂 (重要文化財)                   大師堂 (多宝塔)











             金堂礎石                       七重塔礎石








國分寺由来
 ◎ 創建は奈良時代の中庸、天平十三年(西暦七四一年、約千二百六十年前)聖武天皇の勅願、行基菩薩の開基により、国家安穏、五穀豊穣、万民豊楽等を願って、建立された寺であります。
 ◎ 正面突き当たりの本堂は古文書國分寺記録によれば往古の講堂であり、鎌倉時代中期の建造物であります。
 ◎ この本堂に安置されている本尊は大慈大悲の十一面千手観世音菩薩で俗に丈六仏と称される五・六米余の巨像であります。
 ◎ 金堂礎石  目前の石群は創建当初の金堂(本堂)の柱石で、実測間口(東西)十四間、奥行(南北)七間(天平尺)の大堂でありました。
 ◎ 七重塔礎石  山門と金堂の中間右側にある石群が創草時の七重塔礎石であります。 全ての國分寺は五重塔ではなく、七重塔であります。 この塔址は心礎(中心柱が乗る礎石)と共に十七個あり、五間四方(正方形)の塔で、京都東寺五重塔(高さ東洋一)以上の規模の大塔でありました。
-讃岐国分寺境内案内板から-



 伝説の梵鐘 (重要文化財)    国分寺の鎮守・春日明神        山門 (仁王門)





          国を分け 野山をしのぎ 寺々に
                            詣れる人を 助けましませ




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