2014年11月29日

但馬国一宮 出石神社


但馬国一宮
出石神社
 (いずしじんじゃ)





但馬国一宮 出石神社 (いずしじんじゃ)    通称 一宮さん (いっきゅうさん)

〔鎮座地〕 兵庫県豊岡市出石町宮内99

〔社格〕 旧国幣中社  但馬国出石郡の式内社・伊豆志坐神社八座(並名神大)

〔御祭神〕 天日槍命(あめのひぼこのみこと)
       出石八前大神(いずしやまえのおおかみ)=八種の神宝(やくさのかんだから)

〔御由緒〕 『日本書紀』によると垂仁天皇の時代、新羅国の皇子であった天日槍命は国を弟に譲り、八種の神宝(やくさのかんだから)を奉持して日本へ渡り、泥海であった但馬の岩山を開いて濁流を日本海へ流し、国を開拓したとされている。 当社は天日槍命の子孫である出石氏が創祀したとされ、その年代は詳らかではない。
 八種の神宝とは、珠二貫・振浪比礼・切浪比礼・振風比礼・切風化礼・奥津鏡・辺津鏡のことである。 この八種の神宝は八座の神として『延喜式』に名神大社として記されており、現在出石八前大神として祀られている。
 古くから朝野の崇敬を受け但馬国一の宮として栄え、守護職らも度々参詣した。 戦国時代には秀吉により社地を没収されるも歴代出石城主の庇護を受け復興した。 明治四年に国幣中社に列格。 現在の社殿は大正三年(1914)に造営されたもの。
-『全国一の宮めぐり』から-



              社前                            神門













御社殿
 現在の社殿は大正三年に再建され、透塀で囲まれた三間社流造の本殿、その前面に切妻造の幣殿と祝詞殿があり、拝殿は舞殿形式で入母屋造り平入りで蔀戸(しとみど)をつり、正面に拝殿の屋根と独立した平唐破風出桁の向拝は他に類のない珍しい建築です。 神門は丹塗の八脚門で、数多くの蟇股(かえるまた)を飾り、左右に連なる塀も丹塗りです。
-『出石神社由緒略記』から-


              拝殿                            本殿












境内社

 
〔左〕 比賣社
〔御祭神〕 麻多島(麻多烏)

〔右〕 夢見稲荷社
〔御祭神〕 宇迦御魂神




〔左〕 弁天社
〔御祭神〕 市寸嶋比売命

〔右〕 天神社
〔御祭神〕 菅原道真公





禁足地








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