2010年09月08日

武蔵国一宮 氷川女體神社(2)


氷川女體神社前の見沼代用水に架かる橋の向こうには、
不思議な柄鏡形の磐船祭祭祀遺跡がある。
まるで池に浮かぶ船のようだった。





浦和市指定史跡      氷川女体神社磐船祭祭祀遺跡
指定年月日 昭和五十四年三月二十八日
氷川女体神社のかつての最も重要な祭祀は御船祭でした。 しかし、享保十二年(一七二七)の見沼干拓によりそれが不可能となり、代わりに社頭の旧見沼内に柄鏡形の土壇場を設け、周囲に池をめぐらし、ここにその祭祀を移して行うことになりました。 それが磐船祭です。 実際にここで祭祀が行われたのは江戸時代中期から幕末ないしは明治時代初期までの短い期間ですが、その祭祀は見沼とは切り離せない古来からのきわめて重要なものです。 この遺跡は保存状態も良く、また、これを証すべき文書や記録も残されており、史跡としての価値が高いといえます。
面積 三九七一平方メートル
祭場(四本竹跡) 径三〇メートル
御幸道 長さ六五メートル
なお、昭和五十七年度に、復原整備事業を実施しました。
昭和五十九年十月   氷川女体神社・浦和市教育委員会
-氷川女体神社案内板から-




 長い御幸道を進むと、

 円形の祭祀遺跡が見えてくる。

 神秘的な雰囲気!





 円形の祭祀場
 中央に四本の榊 注連縄が張り巡らされた神籬
 ここは異次元の世界
 ひとり佇むと、心安まる

 ここは母の胎内
 丸い祭場は子宮  長い御幸道は産道
 生命発現の場所

 そんな気がする。



 御幸道の途中に、

 弁天島のような宗像社(?)が浮かぶ。

 市杵島比売命が祀られていたのかな?

 思い出せない!



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