2010年09月04日

八角の謎

閑人ここ数日悩んでいる。慣れないブログ始めたことが原因であるかもしれない。

悩むというよりも、心の中に何かモヤモヤとしたものがあり、どうもスッキリしないのだ。

そこでこの際、思い切ってここに ゲロ して、気分をスッキリさせることにした。

氷川神社で撮った画像を整理していたら、思わぬものを見つけてしまったのだ。

三之鳥居の柱の幹の部分が八角形の藁座(?)で覆われているのだ。

どうして、八角形?  何の意味があるの?

答えは見つかる筈もなく悩んでいるのだ。

閑人は八の字が好きなので、  にこだわっているのだ。

一之鳥居・二之鳥居はどうであろうか?

今となっては確認するすべもないが、便利なものがあった。

グーグルマップのストリートビューの画像に写っていたのだ。

一之鳥居・二之鳥居とも同じ八角の藁座であることが判った。

他にも氷川神社で八角形はあるのかな?

撮った画像を調べてみるともう一つあった。

楼門前の朱色の立灯籠(?)の柱が八角であった。

これ以上は見つからなかった。

今回の氷川神社の滞在時間は1時間程、画像も少ない。

拝殿で参拝していた時、団体さんの御祈祷が始まり

“拝殿内でのカメラ・ビデオの撮影はご遠慮下さい” とのアナウンス。

肝心の拝殿内や扉越しにかすかに見える本殿を撮ることはあきらめた。

2つの八角形を見つけたことで満足しなければいけないところなのだが、本殿が気にかかる。

どんな構造になっていたのか?

八角形はあったのだろうか?

もしかして、八角の柱?

と、バカげた思いがかけ巡る。

八角形にこだわる閑人である。

閑人は以前、大阪の大鳥大社で八角柱の鳥居を拝見したことがある。

住吉大社では四角柱の鳥居・四角筒の堅魚木。

いずれも閑人にとっては珍しく、出会った時は感動ものであった。

灯籠については今まで関心がなく、これが珍しいものかは判らない。

もしかして、八角の柱?

と思ったのには訳がある。

10年程前のことであるが、閑人はこの八角柱の本殿に偶然巡り合ってしまった。

名古屋市緑区にある氷上姉子神社である。

ここの本殿は尾張造で珍しかった。

拝殿内を撮影すると、見事に本殿の八角の床柱が写ってしまった。

その時はそれほど関心がなく、後日調べてみて驚いた。

「摂社 氷上姉子神社・・・現在の本殿は明治26年改造以前の別宮八剣宮の本殿を移築したものである。・・・」-小冊子・熱田神宮から抜粋-

現在の別宮八剣宮は唯一神明造で熱田本宮と同祭神・同社殿型式となっている。

それならば熱田神宮の本殿は昔は八角柱の尾張造であったのだろうか。

「熱田神宮は明治26年神器奉斎の故をもって、従来の尾張造の様式をあらため伊勢の神宮とほぼ同様の神明造に改造せられた。・・・昭和29年5月正式に、皇大神宮(内宮)古正殿譲渡の決定を見た。本殿は唯一神明造国宝級の内宮古正殿建物をそのまま譲渡を受けたわけである。屋根は市街地であるため建築基準法に準拠して銅板葺とし、掘立柱を沓石据えとし改築された。・・・」-小冊子・熱田神宮から抜粋-

尾張造ではあったが八角柱とは書かれていない。

しかし、八剣宮の八角柱は閑人も確認しているので、同祭神・同社殿型式の熱田本宮は当然八角柱でなければならない。

と閑人は勝手に思い込むのだった。

証拠はあるのだ。今でも八角柱の名残りがあるのだ。

熱田神宮に参拝してみて下さい。

あなたの頭上には 八角 が輝くのだ。

熱田神宮の拝殿・玉垣門の屋根には八角の堅魚木が載っているのだ。



おっと、話がそれて埼玉の氷川神社から名古屋に帰って来てしまった。

氷川神社の須佐之男命は熱田神宮にも祀られていることだし、これで良しとしよう。

閑人、にこだわりすぎか?

仕方がない 名古屋人だから 名古屋のマークはマル

このマル 熱田の八角柱に由来するとか

これって本当?   あること?  ないこと?


この記事へのトラックバックURL

http://manyuuki.mediacat-blog.jp/t57460