2011年03月19日

第47番 八坂寺


四国八十八カ所 第47番札所 八坂寺




熊野山 妙見院 八坂寺 (やさかじ)

〔所在地〕 愛媛県松山市浄瑠璃町八坂773

〔宗派〕 真言宗醍醐派

〔本尊〕 阿弥陀如来

〔開基〕 役行者小角

〔真言〕 おん あみりた ていぜい からうん

〔略縁起〕 四国八十八か所の四十七番札所である。 熊野山妙見院と号し、総本山醍醐寺末寺で、真言宗古義派の寺院である。 
 寺伝によると、六〇〇年代に修験道の開祖役行者小角が開山、大宝元(七〇一)年に文武天皇の勅願所として小千(越智)伊予守玉興が七堂伽藍を建てたという。
 中世には、紀伊国(和歌山県)から熊野権現が勧進され、十二社明神がまつられて熊野山八坂寺と呼ばれるようになった。 七堂伽藍をはじめ一二の宿坊、四八の末寺を持つ大寺院で、修験道の根本道場として栄え、隆盛を極めたという。 戦国時代に兵火のため堂宇が灰燼に帰し、後に再興して今の地に移ったと伝えられる。 この寺は修験道場のため、住職は代々八坂家の世襲であり、百数十代になるという。
 本尊は、鎌倉時代の僧源信(恵心僧都)の作と伝えられる阿弥陀如来坐像である。
     松山市      松山市教育委員会
-境内案内板から-



             本堂                            大師堂












〔左〕 山門(単層小型の橋山門) 
赤い欄干の橋がかかる橋山門

〔右〕 山門の天井画
山門の天井には極楽浄土の絵が描かれている。



〔左〕 閻魔堂
極楽の途・地獄の途に分れ、
美しい極楽浄土・凄惨な地獄の絵が描かれている。
〔右〕 熊野十二社権現堂
八坂寺の鎮守熊野十二社権現




             花を見て 歌詠む人は 八坂寺
                            三仏じょうの 縁とこそ聞け




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