2011年10月09日

紀伊国一宮 丹生都比売神社


神仏融合はじまりの社




紀伊国一宮 丹生都比売神社 (にうつひめじんじゃ)    通称 天野神社

〔鎮座地〕 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230

〔社格〕 旧官幣大社  紀伊國伊都郡の式内社・丹生都比女神社(名神大・月次新嘗)

〔御祭神〕 第一殿  丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)  (丹生明神)
       第二殿  高野御子大神(たかのみこのおおかみ)  (狩場明神)
       第三殿  大食都比売大神(おおげつひめのおおかみ)  (気比明神)
       第四殿  市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ)  (厳島明神)

〔御由緒〕 丹生都比売大神(丹生明神)は稚日女(わかひるめのかみ)と同神とされ、天野明神とも称される。 紀伊国を巡歴され開拓し、最後にこの天野の地へ千七百年前に鎮まったのが当社の創祀と伝える。
 弘法大師空海は真言密教の根本道場を開山するにあたり丹生都比売大神より神領地の一部である高野山を借り受けたと伝え、高野山の鎮守神として山上のも祀られている。 のち承元二年(一二〇八)に大食都比売大神(気比明神)と市杵島比売大神(厳島明神)が勧請され、現在の四社形態となった。
 当山は高野山とともに隆盛し、社宝として国宝を含む多くの重要文化財を所有、境内の諸建造物もほとんどが文化財に指定されている。 本殿は四社とも、現存する最大の一間社春日造で、社殿の内部に宮殿があり、その中に御神体を納める形式は類例がない。 大正時代には官幣大社に列格、境内が国の史跡に指定、世界文化遺産にも登録されている。
                                          -『全国一の宮めぐり』から-


          楼門 (重要文化財)                  楼門から本殿を望む












                 一間社春日造の本殿四棟 (重要文化財)



     若宮(行勝上人)     佐波神社(上天野地区諸社合祀)      鏡池の弁天島



        外鳥居                中鳥居              輪橋(りんきょう)




       高野山 仰ぐを更に 仰ぐかな
                     にふつ姫神 ふもとながらに
                                                   契沖




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