2011年07月05日

第79番 天皇寺


四国八十八カ所 第79番札所 天皇寺




金華山 高照院 天皇寺 (てんのうじ)

〔所在地〕 香川県坂出市西庄町1713-2

〔宗派〕 真言宗御室派

〔開基〕 弘法大師

〔本尊〕 十一面観世音菩薩

〔真言〕 おん まか きゃろにきゃ そわか

〔略縁起〕 弘仁年間(810~824)、大師が近くを巡錫のおり霊気を感じて薬師如来像を彫り、堂宇建立したのが始まり。 当時は妙成就寺摩尼珠院(みょうじょうじゅじまにじゅいん)といった。 のちに、保元の乱(1156)に敗れた崇徳上皇が、讃岐に配流され、この地にその遺骸が安置されたことから、寺号を天皇寺とした(ただし、上皇の御陵があるのは第八十一番札所白峯寺)。 廃仏毀釈で、一時廃寺となるが筆頭末寺の高照院が当地に移り、山号と寺号を継承した。
-『四国八十八カ所』から-



              本堂                           大師堂












崇徳天皇  白峰宮




白峰宮 (しろみねぐう)     別称 明の宮(あかりのみや)   通称 天皇さん

〔鎮座地〕 香川県坂出市西庄町1719番地
〔御祭神〕 崇徳天皇 (すとくてんのう)
〔神紋〕 菊十六紋章
〔社格〕 旧県社
〔由緒沿革〕 長寛二年(1164)の勧請と伝える。 社記によると、崇徳上皇保元の乱後讃岐に遷られ給い、長寛二年八月当郡府中村鼓ヶ岡木丸殿にて崩御し給う。 因て一時玉棺を当宮境内野沢井の水上に安置し奉り、同年九月綾松山白峰に荼毘し奉る。 即ち当社は天皇の霊蹟なるを以て、二条天皇宣下ありて社殿を造営し奉り、同年十月神霊を鎮祭す。 高倉天皇安元五年官符を以て当国の租稲千束を賜い、建久四年源頼朝は先規に任せて社地を保護した。 特に後嵯峨天皇は社殿を再営し、宸筆の御願文を捧げ社領二百五十石を寄せ給うた。 明治五年県社に列す。
-『神社名鑑』から-



              拝殿                            本殿













           十楽の 浮世の中を たずぬべし
                           天皇さえも さすらいぞある


  

Posted by 閑人 at 12:42Comments(0)TrackBack(0)四国八十八ヶ所